猫がブラッシングを嫌がるのはなぜ?その理由と解決法

抜けた毛をチェックする猫とブラシ
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猫がブラッシングを嫌がる

猫がブラッシングを嫌がるどうしてでしょうか。

ブラッシングはかかせない猫のお世話のひとつです。抜け毛のケアや毛並みのお手入れなど、できれば毎日行いたいもの。

しかし、せっかくブラッシングしようとしても、すべての猫が受け入れるとは限りません。

どうしても逃げちゃう子もいるかもしれませんね。

ブラッシングってそんなに嫌なこと?


ブラッシングを嫌がる理由

飼い主がブラッシングに慣れていないと、猫が嫌がるやり方をしていることがあります。

・絡む毛を無理に引っ張っている
・ブラシが怖い(金属部など)
・子猫はくすぐったがる
・ブラッシング時間が長すぎる

絡む毛を無理に引っ張っている

毛玉になっていたり、束になっていれば見た目で絡んでしるのがわかります。しかし、束がほんの数本だったり、アンダーコートが巻き付いていこともあります。

もしかしたら、気づかず引っ張って、痛い思いをさせてしまっているかもしれません。

ブラシが怖い


ブラシ自体を怖がる子もいます。恐怖の原因は見慣れないせいか、柄の部分か、金属部かわかりません。猫の様子をよく観察してあげてください。

もし怖がるようなら、上に布をかけて見えないようにブラッシングしてもよいでしょう。

少しずつなれるように配慮してあげれば大丈夫です。

子猫はくすぐったがり

子猫のうちは、ブラッシングをくすぐってしまう傾向にあります。ブラシを当てると噛んでくるこは少なくありません。あるいは、コロコロ転がったりして、きちんとブラシができないかもしれません。

ブラシされるうちににも慣れる子は多いです。子猫に無理やりやると、ブラッシング嫌いになってしまう危険もあります。

もし遊び始めたら一旦ブラシを置いて遊んであげましょう。もしくか、グローブ型のブラシに変えて遊びながらやるのもいいですね。

子猫の気持ちを優先するようしましょう。


ブラッシング時間が長い

あまり時間をかけすぎるのも嫌がる原因となります。猫は集中力が長く続かない性質があります。気持ちよさそうにしていた次の瞬間、ふとどこかへ行ってしまうこともあります。

気合いを入れてブラッシングするのは長くても10分以内。横になってまどろんでいるようならもう少し続けるというようにしましょう。


猫のブラッシング嫌いを治す方法

猫がブラッシングを嫌がる原因がわかったら、すこしずつブラシ嫌いを克服しましょう。

基本的には、いろんな種類のブラシを用意できたらいいです。猫の機嫌や抜け毛の状態に合わせて替えてあげられるのでおすすめします。


猫の抜け毛がひどい

ブラッシングの準備をする

もつれ毛にブラシを入れてしまうと猫が痛がります。

まずは、手のひらで頭→背中→腰あたりの毛並みを整えてあげましょう。

長毛種の猫や首回りや脇、足の付け根などは毛玉になりやすいところです。ある程度、指先を使って整えてあげます。

手ぐしでは絡まった毛を完全にほぐすことはできません。しかし、絡んでいた毛がきつく縛られてしまうことは軽減できます。猫が痛が原因を減らせます。


もし、この手櫛をする段階で嫌がるようなら、無理にブラシをしない方がいいかも。毛先ではなく皮膚を触って痛がるような箇所があれば確認してください。必要であれば動物病院に相談しましょう。


ブラシを変えてみる

撫でるのはOK。だけど、ブラシが嫌がる。そんな子には、グローブ型のブラシを試してみてください。

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手のひらのツブツブで、ほどよく皮膚を刺激しながら抜け毛をとることができます。くすぐったがる子猫も甘噛みしてくる子も、グローブ越しなのでケガをしにくいです。遊びながらブラッシングが可能です。

デメリットは、シリコン素材なので毛がすこし引っ張られてしまうこと。

しかし、撫でるだけなので、ブラッシング嫌いの猫も受け入れられやすいです。

ブラシが怖い子は、グローブ型タワシ型のブラシを選択してあげましょう。

ブラシをした後には、大好きなご褒美も用意してあげるといいかもしれませんね。



ブラッシングの必要性やメリットとは?

猫のお世話の中では、食事やトイレ掃除などが基本。ブラッシングはあまり重要視されていないかもしれません。

しかし、ブラッシングは、実は猫だけでなく、飼い主にもメリットが大きいのです。

ブラッシングの必要性やメリットを見てみましょう。

毛玉を予防する

猫が自分で毛づくろいをする動物です。しかし、飲み込んだ毛が胃や腸のなかで絡み合ってフェルト状の毛玉を形成します。

被毛は消化されないため、次々大量の毛を飲み込んでいくうちに毛玉が大きくなります。次第に嘔吐や食欲不振などが起こります。

腸内で毛玉が詰まると、腸閉塞になる危険もあります。状態がひどいと、開腹手術になることもあるた。

通常期の少量の被毛なら便と一緒に排出されます。それでも、飲み込む毛の量が少ないほうがいいのです。可能な限り、一日一回は、ブラッシングしてあげたほうがよいでしょう。


体の異変にはやく気づける

ブラッシングが気持ちいいかどうかの大半は、猫のご機嫌にもよります。そのため、必ずしも毎日しっかりとブラッシングしなければいけないとは思いません。

しかし毎日猫の身体に触れてあげることは、猫の体の異変に早期発見にもつながります。

今まで何もなかった場所を異常に嫌がるようなら、痛みがあることも考えられます。あるいは目視で、しこりや傷、脱毛などを発見することもあるでしょう。

猫は多少の違和感や痛みは黙って我慢してしまいます。ブラッシングをしようと触らなければ、気づくことができなかったかもしれません。

もし異変があれば、ブラッシングを無理に続けなくても大丈夫です。

その代わり、動物病院に連れて行って獣医師に診てもらうようにしましょう。


スキンシップが最高

何よりもふわふわの愛猫に触れることは、飼い主にとって至福のときですよね。

猫は仲間や家族でグルーミングし合うことで信頼関係を築きます。スキンシップは猫の警戒心をゆるめてリラックスさせる効果があります。

触れる回数が多いほど猫も信頼してくれます。さらには、嫌がりやすい爪切りや歯磨きもやりやすくなるメリットも生まれてきます。

これから先いろんなお世話をしていく中で最も基本となるスキンシップ。ブラシが嫌な子も背中なら大丈夫という子もいるのでは?

体を自由に触らせるようになるまでは、ブラッシングからはじめていきましょう。


ブラッシングはどのくらいの頻度でやればいい?

猫の抜け毛が多い換毛期は「春と秋」ですが、室内飼いの猫は一年中、毛が抜けています。

ブラッシングの効果は、抜け毛の処理だけではなく、猫にも多くのメリットがあります。すこしずつでも毎日やってあげましょう。

もちろん、ブラッシング嫌いな子も毎日少しずつやれば慣れていきます。

ブラッシングを嫌がる猫はブラシに触れることから始めましょう。毎日ゴシゴシやろうとすれば、もっと嫌いになってしまいます。

時間は10分もやらなくて大丈夫。2〜3秒からはじめて少しずつ長くしていきましょう。


まとめ

ブラッシングを嫌がる猫は少なくありません。それでも、嫌がる理由がわかればブラッシング嫌いは治せる希望はまだまだあります。

まだ子猫だったり、もともとあまり人慣れしてないような猫のいるでしょう。猫にとっては、道具越しに触られるブラッシングには抵抗感があるのかもしれません。

既に抜けた毛は手で撫でるだけでも表面に浮いてきます。それを取り除くことから始めましょう

そして、ブラシを使っても強引にゴシゴシせず、楽しんで慣らしていくようにしましょう。

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