猫の爪がだんだん太くなる理由は何?原因と対策

爪を出している猫の手
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猫は高齢になると、爪がだんだん太くなってきます。猫を飼っている人の中には、太い猫の爪を見て驚かれた人もいるかもしれませんね。

爪とぎをして自然に剥がれるうちはよいのですが、そのままにしていると肉球に刺さってしまうほどの巻き爪になることもあり危険です。

なぜこのような状態になっているのでしょうか?
また、状態を悪化させないためにはどうしたらよいでしょうか?

この記事では、猫の爪が太くなる原因とその対処法についてご紹介します。

猫の爪が太くなる原因は加齢や爪とぎ不足

猫の爪が太くなる原因には、年齢が大きく関係しています。

爪とぎの頻度が落ちたり、爪研ぎをする際の力加減が弱くなったりします。すると、古い爪を適切に剥がすことができません。その結果、古い爪が重なり太くなる原因となるのです。

その結果、若い猫よりも高齢の猫の方が、爪が太くなることが多いようです。

しかし、中には若い猫でも爪が太くなってしまうことがあります。

たとえば、傷んだ段ボール製の爪とぎの場合、古い爪がはがれないことがあります。段ボールが破けていると、爪自体に負荷か掛からないからです。

段ボール製の爪とぎは消耗品です。傷んだら惜しまず、新しいものに取り替えてあげましょう。猫の好みによっては、カーペット素材などに替えてもいいかもしれません。



太くなる猫の爪の構造

ヒトの爪は付け根から平たんに指先に向かって伸びていきます。一方、猫の爪は、タケノコやたまねぎのように内側から外側に層になって成長します。

猫の爪に見える層


外側に行くほど古く、水分がなくなり硬くなります。爪とぎをすると古い層は、脱皮するように剥がれていきます。

人間の場合は「長く」伸びますが、猫の爪は周囲を押し広げて成長するため太くなるのです。



定期的な爪切りで予防する

猫の爪が太くなるのを防ぐには、爪切りを定期的に行うことが一番です。

定期的に爪切りをすることで爪の異常に早く気づけます。また、太くなる前に先端を少し爪切りすることで、古い層が剥がれやすくなります。

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爪切りには、ハサミ型やギロチン型がありますが、先端を切るだけの場合は、ニッパー型の方が切りやすいかもしれません。刃は日本製で切る瞬間の衝撃は少ないので、比較的嫌がりにくい仕様です。


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厚くなった爪は爪切りで「削る」

もし猫の爪が厚くなってしまっていたときの対処には

・爪とぎの交換

・爪切りで少しずつ削っていく(一気に切らない)

・動物病院で処置してもらう

などがあります。

高齢猫の爪切りについては、三ツ池動物病院さんの解説がとてもわかりやすいです。https://www.youtube.com/watch?v=8jYTDPEjZr8

爪とぎが傷んでいれば新しいものへ交換しましょう。あるいは違う素材のものへの交換もよいでしょう。ただ、し慣れ親しんでいる素材があれば、注意してください。急にほかのものに変えると使わない場合があります。

厚くなった爪は、爪切りで少しずつ切り崩してあげましょう。血管を傷つけないようにすることと、角がとがらないように切ることが大切です。

爪切りを激しく嫌がる子もいます。どうしても対処できなければ、病院へ連れて行って処置してもらいましょう。爪が厚くなりすぎると爪と肉球の間が詰まって自宅での処置も危険です。

肉球を傷つけてしまうと、トイレなどでばい菌に感染すると傷も悪化しやすくなります。

早めに対応しましょう。



まとめ

猫の爪が太くなってしまう高齢猫や爪切りが嫌いな猫を飼っている人には、悩みの種となるかもしれません。

爪が太くなる原因を知り、日頃から予防しておくことで愛猫がケガをして痛い思いをせずに済みます。

異猫の爪に変に気付いた時には、すみやかに対処しましょう。もし、自宅で不可能な場合には素直に動物病院を受診するようにしましょう。

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